メインコンテンツへスキップ
投資実績
投資実績

株式会社佐藤型鋼製作所

  1. HOME
  2. 株式会社佐藤型鋼製作所
株式会社佐藤型鋼製作所

株式会社佐藤型鋼製作所

建築用鋼製下地材メーカー

株式譲渡済

投資期間:2021年~2024年

将来的な事業承継を見据え、経営陣とともに更なる事業拡大を目指す。
国内上場鋼管・表面処理鋼板メーカーへ株式譲渡し、投資終了。

株式会社佐藤型鋼製作所に関するお知らせ

2024.10.1 お知らせ 株式会社佐藤型鋼製作所の株式譲渡について
2021.10.6 お知らせ 株式会社佐藤型鋼製作所の株式取得について

投資先経営陣の声

株式会社佐藤型鋼製作所代表取締役 佐藤 公章 様

BCM社との3年間を振り返って

弊社は主に創業者の父が考案したコーナーでかしめた角形鋼の構造の特許を取得して実用化し、それを主材とした間仕切・天井・床・外壁用に商品化した建築用鋼製下地材の製造・販売を行っている会社です。

私がM&Aを検討し始めたのは初めてМ&A仲介会社の方が4年以上も前に来られてからでした。それまでは息子が2人おりましたので、どちらかが継ぐものと思い検討していませんでした。念のため子どもに確認してみたところ、弊社の事業に興味がないので、継ぐ意志が感じられませんでした。

私はM&Aを進めた方が良いと判断して、そこの会社と仲介契約を結びました。検討を進めて行くうちに、他のМ&A仲介会社が紹介してきた事業会社の社長が積極的に弊社を買収したいとの意向を示し買収金額の提示も早々にありました。私はその社長の熱意を感じてその事業会社と契約を結ぼうと考えていました。

その時に初めに来たМ&A仲介会社の方からBCM社の紹介を受けました。

事業会社は会社を切り売りして自分の欲しいところだけを残すが、BCM社は全従業員の雇用維持と現社長(私)のもとで、経営改革を実践して企業価値を高めるという方針を聞いて最終的に私は2021年9月末にBCM社に株式を譲渡しました。

弊社は2021年3月期の決算も良かったのですが、金田社長の銘を受けた石井社外取締役が2021年10月から毎月1回のペースで東京から来られて取締役会と経営委員会を開いて脱オーナー経営を主眼とした経営改革を進めました。具体的には営業部・製造部・技術開発部・業務部・管理部各部門長に権限移譲を進めて石井社外取締役に毎月試算表をもとにした経営資料を作成して頂き、経営委員会で経営課題を討議しました。

また、石井社外取締役の提案により2023年4月には等級制度や目標の到達度による賞与の設定などの人事給与制度改革を行いました。2022年3月期、2023年3月期は大型物流倉庫・工場向けの高壁用の強力型角型間仕切下地材の販売が伸びて好決算となりました。同下地材は同業他社品に比べて性能・施工性・コストに優れているとユーザーの内装仕上げ工事業者から評価を頂いております。

BCM社のご指導の下で社内体制の整備が進み、2期連続の好決算も相まって2024年10月1日に国内最大手の鋼管メーカーの傘下に入ることになりました。

私は父が考案したコーナーかしめ角形鋼の成形技術が同鋼管メーカーから評価されており、同技術が同鋼管メーカーのもとで、受け継がれるようになったことを大変ありがたく思っています。

これもひとえにBCM社のおかげです。

ありがとうございました。

(2024年11月)

株式会社佐藤型鋼製作所管理部長 佐藤 容子 様

社長業の棚卸

ベーシックさんを卒業して早一か月たちました。新しいオーナーのグループ会社となり、社長補佐が出向してこられ、社長の棚卸は続いています。

私は、社長の家族として、会社を手伝っていました。当社は、家族経営でスタートした会社ですが、子どもたちに事業を継ぐ意思はなかったので、先代が開発した「コーナーかしめ角形鋼」という建築用鋼製下地材と会社を支える社員を守るためにМ&Aを選びました。

仲介業者さんからは、ベーシックさんは、世の中に継承すべき事業と認めた会社を成長させ、バイアウトしていくファンドだと伺いました。いきなりどこかの関連子会社となるより、会社を成長させてくれるという目的に夢があると感じ、ベーシックさんに託しました。

社長の鶴の一声ですべてが決まってしまう佐藤商店からの脱却をはかるとして、社外取締役として石井さんが経営に加わってくださいました。社員一人一人の声に耳を傾け、社内の組織を明確にし、部長に権限と責任を持たせ、社長の権限移譲が始まりました。

それが社長の棚卸です。部長に任命された各部門長は、経営に参加するようになりました。

「会社(=社長)が決めたことだから・・・」と言っていたのにそこに部門長たちが加わりました。この3年間で権限移譲も進み、営業部だけでなく他の部門にもどうすれば売上をあげていくことができるか、間接部門でできることはないか、社員一人一人が考えるようになりました。人事制度、給与体系も改善できました。課長、係長が育ち、各部の層が厚くなりました。事業継承のため、社員の若返りもできました。社長の棚卸は、技術開発に関わるものだけになりました。

私は、昔から会社は船だと思っています。社長の棚卸がすんだら、一緒に船を降りますが、船は前に進んでいきます。佐藤型鋼号の船長も乗組員も時とともに変わっていきます。その航海がずっと続いてほしいと強く願っています。

(2024年11月)