
株式会社マスダック
株式譲渡済
投資期間:2021年~2026年
機械事業・食品事業のそれぞれについて、多面的に成長を支援。
国内上場小型モーターメーカーへ株式譲渡し、投資終了。
株式会社マスダックに関するお知らせ
| 2026.4.23 | お知らせ | 株式会社マスダックの株式譲渡について |
| 2021.6.29 | お知らせ | 株式会社マスダックの株式取得について |
投資先経営陣の声
株式会社マスダック代表取締役社長 奥田 信夫 様
BCM社との5年間の御礼

私が株式会社マスダックを知ったのは、コロナ禍の初期の2020年6月でした。旧知の人材コンサルから「どら焼き機と東京ばな奈で有名なマスダックを紹介したい」との連絡があったのです。タイミングよく前職を退いたばかりでしたので、「一度会って話をしてみよう」ということになりました。
マスダックは土産・ギフト用の和・洋菓子を中心に、食品機械と食品製造の二つの事業の柱を持つ会社ですが、その当時はコロナ禍の影響を大きく受けて、商売の土俵である土産菓子市場そのものが蒸発して、東京ばな奈の生産に至っては前年の1/4に激減し、機械事業も2/3に減少して赤字計上が必至という危機的な状況に追い込まれていました。この状況下、当時の社長から「是非ともうちに来て欲しい。企業変革と経営人材育成を手伝って欲しい」との強い要請を頂き、「危機の時こそ燃えるタイプ」の私は二つ返事で招聘を承諾させて頂いたのです。
着任とほぼ同時に、メインバンクの紹介でベーシックキャピタルマネジメント(以下BCM社)の金田社長と宮田さん(その後大須賀さんに交代)にお会いしました。お話を伺うと「充実した顧客基盤と卓越した商品開発力と技術力を持つ会社」とマスダックを高く評価頂いており、金田さんの熱い語りに私も強い共感を覚えて「是非ともご一緒させて頂き、マスダックという会社を強くて良い会社として復活させたい」という気持ちが盛り上がってきたことを思い出します。そういう経緯を経て、2021年5月に出資頂き、私のBCM社との協働が始まった次第です。
それからの5年間は、「赤字脱却」→「成長戦略策定と実行」→「事業構造改革」を矢継ぎ早に進めてきました。「実行する人が計画を作るべし」という信念に基づき、プロパー経営リーダーを核とした全社プロジェクトをベースにしながら、それをハンズオンで私がバックアップするスタイルで、人財の実践教育と経営基盤強化を同時に実現することを狙って会社経営の足腰強化を図ってきました。その成果として昨年2025事業年度には、2020事業年度からの「5年連続の増収増益」を過去最高売上高と過去最高利益で達成するまでに、事業と経営を見違えるほど強くすることができました。
プロパー人財育成の観点では、食品機械事業と食品製造事業の両本部長は私の着任時にはそれぞれ執行役員と課長職だったのですが、いま現在は常務取締役と取締役という責任ある立場に就くまでに成長し、事業経営リーダーとして立派に“結果を出す経営”を実行してくれています。
BCM社との協働を振り返ると、マスダックという会社の復活と成長を期して経営活動を推進していく上で、悩んだり、不安になったりした時に、大須賀さんに色々と寄り添って相談に乗って頂いたり、金田さんには原理原則を外さない大所高所からのご判断を頂いたりして、私の経営の方向性を見誤らないようにする経営コンパスの役割を果たして頂いたなというのが実感です。
株式会社マスダックは、2026年6月11日付けで、マブチモーター株式会社の100%子会社として新たなスタートを切りました。この素晴らしいご縁を頂戴できたのも、BCM社のご尽力のお蔭です。今後マブチモーターグループカンパニーとしての更なる飛躍をお約束して、BCM社への御礼の言葉にかえさせて頂きたいと存じます。
金田さん、大須賀さん、5年間本当に有難うございました。
(2026年7月)
